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不動産査定価格は道路によって異なる?
道路という言葉ほど曖昧な用語も珍しいですね。
もともと、「道」も「路」も同じ「みち」であり、それを続けて道路という。
不動産用語としては、道・道路・水路というように使い分けをし、公道・私道という言い方をする。
(1)管理者による分類
a.管理者が国、都道府県、市町村・・・国道、都道府県道、市町村道 → 【公道】
b.管理者が私人 → 【私道】(注)私道であって特定行政庁から指定された道を位置指定道路という
(2)所有者による分類
道路も土地であり、所有者も国・都道府県・市町村のほかに私有地もある。
土地所有者と管理者とは必ずしも同一ではない。
(3)幅員、構造等による分類
道路について、物的な面に関する分類であるが、道路台帳の図面上の幅員としてみる場合、
必ず現地の幅員を測定しなければならない。
【道路の調査】
不動産に関する調査の基本は、まず「道路」を調べることです。
道路の調査は、大きく分けて2つ。
1つは、道路の幅員など道路そのものに関する調査であり、もう1つは、建物の敷地が道路にどの程度接しているかという調査です。
いずれも、土地についての物的な面からの調査であり、現地で確認すれば簡単に済みそうですが、
そうもいかない場合もあります。
この2つの調査内容のいかんによっては、建物の敷地の利用価値は異なってきて、当然価格にも
差が生じることになります。
一戸建てや土地の査定の際は上記のように「道路」の調査と、現地の確認が重要であります。
例えば、セットバック済みで幅員4mの道路となっていても、いざ現地に行ってみれば、
お向かいさんが、セットバック部分も私有地として、花壇の設置やバイク自転車を駐輪している。
調査上では4m、現地状況はそうではない。こうなれば利用価値は下がります。
そもそもセットバックした部分は本来「道」としての用途でなければなりません。
このように土地の利用に関して認識の誤った方も少なくありません。
机上調査のみ査定金額と、現地調査を踏まえた査定金額では、金額に大きな差がでることがあります。
おウチネットでは、現地調査をしっかり行い、適格な価格をご提示させていただきます。
箕面市・池田市で、不動産の売却・査定をご検討の方はぜひおウチネットにご用命ください。
投稿者:みのお池田店 重信